「手書きアニメーションの作り方は?」
「手書きアニメーションをビジネス利用したいけど、自作はちょっと難しい」
手書きアニメーションは、キャラクターがパラパラ漫画のように動く可愛い動画です。
自社のオリジナルキャラクターを登場させるなど工夫すれば、個性的で視聴者に効率よく情報を伝えられます。
しかし、手書きアニメーションは初心者にとってはハードルが高く、自作に不安を感じている方もいるでしょう。
この記事では手書きアニメーションの作り方、自作の流れ、自作するメリットとデメリットを紹介します。
最後まで読めば手書きアニメーションのデメリットを解決して、簡単にビジネス用の手書きアニメーションを作る方法がわかるでしょう!
1.手書きアニメーションの作り方
手書きアニメーションの作り方は4つあります。
- 自作イラストをスキャンして作る
- デジタルで作画してアニメーション化する
- 専用ソフトで制作する
- プロに依頼する
1つずつ内容を説明するので、手書きアニメーションを作りたい方は参考にしてください。
(1)自作イラストをスキャンして作る
手書きアニメーションは、自作イラストをスキャンして作ります。
原画をアナログで作ってスキャンし、その後アニメーション動画に加工する方法です。
イラストをデジタルで描くのが苦手な方が利用している方法です。
(2)デジタルで作画してアニメーション化する
デジタルでイラストを手書きし、そのままアニメーション化する方法もあります。
ペンタブレットなどが発達した今では、デジタルでアニメーションを作る方法が一般的になってきました。
スキャンの手間がなく、直接タブレットで作画できるので手間もありません。
デジタル作画に不慣れな人は最初は戸惑う可能性がありますが、慣れるとスピーディーに手書きアニメーションを作れるようになります。
(3)専用ソフトで制作する
最近はイラストを手描きできない人向けに、アニメーションを簡単に作れる専用ソフトも増えてきました。
その代表的な例が「VYOND(ビヨンド)」です。
VYONDは、豊富なテンプレートから好きな背景やキャラクターを選ぶだけで、簡単にアニメーションが作れることで話題となりました。
数々の企業やYouTuberも活用しているソフトで、年間$229〜(2023年11月時点)のライセンス契約が必要ですが、無制限にアニメーションを作れる点が魅力。
このようなソフトを使えば、手書き風のアニメーションを簡単に作成できます。
イラストを手書きできない人や、アニメーション制作の知識がない方は専門ソフトで手書き風アニメーションを作るとよいでしょう。
(4)プロに依頼する
手書きアニメーションは、プロに依頼して作ってもらうことができます。
プロのアニメーターに依頼すれば、クオリティの高いアニメーション動画を制作可能。
イラストの質からモーションまで、専門のノウハウと技術を活かしてアニメーションを制作してもらえます。
自作で手書きアニメーションを作るのは手間も時間もかかりますが、制作時間を大幅にカットできるため、時間がない方や企業のPRアニメーションを依頼したい方にもおすすめの方法です。
2.手書きアニメーションを自作する流れ
自作で手書きアニメーションを作りたい方向けに、制作の流れを解説します。
- 構成を作成する
- シナリオを作る
- 下書きする
- 原画を作る
- スキャンで原画を取り込む
- アニメーション制作ソフトでアニメーション化する
- BGMや効果音を入れる
- 最終確認
どうやって手書きのアニメーションが作られているか、1ステップずつ説明します。
(1)構成を作成する
手書きアニメーションを作る前に、まずは全体の構成を作ります。
構成は本でいう目次のようなもので、アニメーション全体の屋台骨になるものです。
例えば自社PR動画を作る場合の構成は、以下のようになります。
- 会社沿革の説明
- 受賞歴など
- 会社の求人情報
- 条件・働き方
- 自社で働くメリット
- 会社の環境
- どんな人材を求めているのか
- 求職者が自社で得られるもの(スキル等)
- 最後のメッセージ
このようにざっくりとでよいので、構成を作成します。
この構成をもとにシナリオやイラストを作っていくことになるので、手を抜かずに伝えたいことを漏らさないように、構成作りしましょう。
(2)シナリオを作る
構成を元に、手書きアニメーションのシナリオを作ります。
シナリオとはアニメーションの台本です。
シナリオがしっかりしていないとチグハグな印象のアニメーションとなり、視聴者が途中で離脱する原因となります。
- 会社沿革の説明
- 受賞歴など
- 会社の求人情報
- 条件・働き方
- 自社で働くメリット
- 会社の環境
- どんな人材を求めているのか
- 求職者が自社で得られるもの(スキル等)
- 最後のメッセージ
例えば上記の構成をシナリオに起こす場合は、以下のようなストーリーを考えられます。
- 人生に絶望した主人公がとある会社で働くことになり、会社の魅力に触れていって働いて良かったと感じるようになる
- 主人公のキャラクターが求職者に向けて、自社の会社ツアーを実施する内容
シナリオに決まったルールはないので、自由に自社の魅力が伝わりやすい物語を考えてみましょう。
ストーリー調にして入り込みやすくしたり、淡々と会社の魅力を伝える方法もあります。
上記のストーリーをもとに、キャラクターのセリフなどを考えて、シナリオを仕上げてください。
(3)下書きする
シナリオに合わせて、手書きアニメーションの下書きを作ります。
シナリオを見ながら大体のコンテを作っていく作業です。
キャラクターの表情や画面の完成形を想像しながら、イメージを固めていってください。
(4)原画を作る
次に下書きを元にして、原画を作りましょう。
キャラクターの動きを想定して、動きに合わせた絵を複数枚用意してください。
1つ1つの原画をつなげてアニメーションにするので、1コマ1コマのつながりを考えながら原画を作りましょう。
(5)スキャンで原画を取り込む
原画ができたらスキャンしてPCに取り込み、編集作業の準備をします。
編集作業がしやすいように、順番に並べてから取り込む方法がおすすめです。
順番に並んでいるか不安な方は、書き終わった原画をパラパラ漫画のようにして確認すると、きちんと動きに合わせた原画が順に並んでいるかわかります。
デジタルで作画している方は、取り込みは不要なので次の工程へ進みましょう。
(6)アニメーション制作ソフトでアニメーション化する
取り込んだ原画を、アニメーション制作ソフトで動画にしていきます。
基本的に手書きアニメーションはパラパラ漫画の要領で作るので、.コマ割りなどはさほど難しくありません。
アニメーション制作ソフトのアニメーション機能で1フレームに何コマ原画を入れるか調整し、再生させながら動画が自然に見えるように調整してください。
(7)BGMや効果音を入れる
最後に、完成した手書きアニメーションにBGMや効果音を入れていきます。
手書きアニメーションは単調に見えがちなので、BGMや効果音が重要です。
キャラクターが動くときにSE(サウンドエフェクト)を入れて動きを強調したり、BGMを入れて飽きずに見てもらえるよう工夫しましょう。
また必要なら、ナレーションなどを入れるとより動画内容が伝わりやすくなります。
(8)最終確認
音声まで合成が終わったら、作成し終わった手書きアニメーションを再生して、不自然な点がないか最終確認しましょう。
アニメーションは1フレームずつ作っていくので、全て再生すると動きが変に見えることも。
不自然な点がないか、効果音とキャラクターの動きが一致しているかどうかなども、しっかりチェックしてください。
全ての確認が終わったら、手書きアニメーションをソフトからダウンロードして、活用しましょう。
3.手書きアニメーションを自作するメリット
手書きアニメーションはパラパラ漫画のように可愛い見た目のアニメーションで、視聴者にとっても親しみを持ちやすいのが特徴です。
自分で手書きアニメーションを作るメリットを2つ紹介します。
- 一人でも制作できる
- 依頼費用がかからない
後ほど紹介する手書きアニメーションを自作するデメリットと比較して、アニメーションを作っていってください。
(1)一人でも制作できる
手書きアニメーションは作業量が少なく、チーム制ではなく一人でも作れます。
そのため自社のリソースを圧迫しにくく、担当を一人決めれば作れるのがメリットです。
十分なリソースがなくても作りやすく、チーム員との連携も必要ないので、気楽に作れるのが手書きアニメーションのメリットといえます。
(2)依頼費用がかからない
手書きアニメーションを自作すれば、プロのアニメーターに外注する必要がないので費用がかかりません。
自社のPR動画や採用向け動画を内製できれば、余計な予算をかけずに済むでしょう。
プロのアニメーターに手書きアニメーションの制作を依頼すると、動画の尺にもよりますが、少なくとも数十万円以上の費用が必要です。
費用をかけずに自社で活用できる動画を作成できるのが、手書きアニメーションを自作するメリットです。
4.手書きアニメーションを自作するデメリット
手書きアニメーションの自作は、リソースや予算を節約できるメリットがありますが、実はデメリットもあります。
- クオリティによって継続視聴時間に差が出やすい
- シナリオ作成が甘いと視聴者に情報が伝わらない
- 制作時間が長期化するためリソースが不足する
手書きアニメーションを自作する前に、デメリットもよく検討しましょう。
1つずつ手書きアニメーションを自作するデメリットを解説します。
(1)クオリティによって継続視聴時間に差が出やすい
手書きアニメーションの質が低いと、継続視聴時間に差が出やすいです。
初心者が手書きアニメーションを作る際に問題となるのが、イラストのうまさ。
イラストが上手くないと視聴者が「絵が下手だな」と感じてしまい、見るのをやめてしまう可能性があります。
またアニメーション動画の繋げ方が不自然など、ちょっとした違和感で視聴者が離脱するため、せっかく動画を内製しても見てもらえないリスクがあるでしょう。
(2)シナリオ作成が甘いと視聴者に情報が伝わらない
手書きアニメーションのシナリオが悪いと、視聴者に伝えたい情報が伝わりません。
キャラクターが可愛くてイラストが上手くても、その内容まで理解してもらえるかは話が別。
例えば採用向けに動画を作った場合に、求職者に入社後のイメージがつかないようなシナリオの場合は、求人に応募はしてくれないでしょう。
アニメーション制作に初めて取り組む場合、原画制作の方に気を取られて構成やシナリオが甘くなることは多々あります。
シナリオ面に不安がある場合は、自作ではなくプロに依頼して伝わるアニメーションの内容を作ってもらった方が動画の効果が得られるかもしれません。
(3)制作時間が長期化するためリソースが不足する
手書きアニメーションは、完成までにかなり時間がかかります。
まず構成やシナリオ作りから担当しなければならず、長くて数ヶ月かかる可能性もあるでしょう。
かといって短時間で仕上げたアニメーションでは質が低く、視聴者に見てもらえない可能性があります。
長時間リソースをアニメーション制作に取られるため、少人数の企業では他のスタッフに負担がかかるリスクもあるでしょう。
手書きアニメーションは低コストで作れるのがメリットですが、反面制作時間が長期化するため、一人に負担がかかる可能性があります。
これらのデメリットを解決するには、プロのアニメーション制作会社への依頼か、専用ソフトを使った「手書き風アニメーション」がおすすめです。
VYONDソフトの操作に不安があるなら、アニメーション制作代行会社に依頼して、動画制作を依頼できます。
例えば株式会社JITSUGYOが提供しているアニメーション制作代行サービス「採用革命®︎アニメーション」では、VYONDを使った手書き風アニメーションの制作依頼も可能。
ただアニメーションを作ってくれるわけではなく、創業65年以上の広告ノウハウとインタビュー力を活かして、見た人の感情を動かすシナリオ作りから全てお任せできます。
手書きアニメーションの作り方を学んで自社ビジネスに活かしましょう
手書きアニメーションは、親近感のあるパラパラ漫画風アニメーションで、視聴者に関心を持たれやすいのがメリットです。
手書きアニメーションはアナログ・デジタルで作る方法と、専用ソフトで手書き風アニメーションを作る方法、プロに依頼する4つの方法で作れます。
100%手書きアニメーションを内製するのはリソース・時間面でも負担になる可能性が高いので、VYONDを使った手書きアニメーション風の動画を作るのがおすすめ。
可愛いキャラクターがぴょこぴょこ動くので視認性も高く、内容を最後まで見てもらえます。
手書きアニメーションの作り方を学んで、自社のPRや採用向けの動画に取り入れてみてください。
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