「手書きアニメーションって具体的にどんなもの?」
「ビジネスで手書きアニメーションを活用する方法は?」
手書きアニメーションとは、パラパラ漫画のようなアニメーションです。
キャラクターがコマに合わせて動くタイプのアニメーション、ホワイトボードに手書きをしているような動画も、手書きアニメーションの1つ。
ビジネスシーンで手書きアニメーションを活用したいものの、イマイチ活用方法や作り方がわからない企業担当の方もいるでしょう。
この記事では、手書きアニメーションの概要とメリット・デメリット、ビジネスシーンでの活用事例を4つ紹介します。
最後まで読めば手書きアニメーションを自社で活用するアイデアを得られます!
1.手書きアニメーションとは
手書きアニメーションとは、初心者でも簡単に作れるアニメーションです。
イメージとしてはパラパラ漫画を思い浮かべるとよいでしょう。
手書きのイラストを1枚1枚作り、編集ソフトでフレームに当てはめて動画化します。
シンプルとはいっても、作画力が高ければ以下のような凝ったアニメーションも制作可能。
また最近は、手書き風のアニメーションも流行しており、ビジネスで利用されています。
シンプルではあるものの、親しみを持たれやすいアニメーション動画の1つで、企業のPRや採用動画にも活用できる手法です。
2.手書きアニメーションの効果やメリット
手書きアニメーションが視聴者へ与える印象や効果、メリットについて解説します。
- テキストよりもたくさんの情報が伝わる
- 親しみをもってもらいやすい
- 長時間視聴されやすい
- 初心者でも比較的簡単に制作できる
自社でアニメーション動画を使ってPRや採用を行おうと考えている際に、アニメーションの種類で迷っている方もいるでしょう。
選択肢の1つとして、手書きアニメーションを検討してみてください。
(1)テキストよりもたくさんの情報が伝わる
手書きアニメーションのメリットは、文字よりも多くの情報を伝えられることです。
テキスト媒体と比較して、動画媒体で伝わる情報はおよそ5,000倍ともいわれています。
たとえ短時間の動画でも、同じ分数で読んでもらえるテキストよりも情報がたくさん伝わるのがメリットです。
会社の紹介やPRは、数字や沿革の説明など難しい内容も多くなるので、テキストよりもアニメーションの方が伝わりやすくなります。
手書きアニメーションを使えば、資料よりもたくさんの情報をアニメーション動画で伝えられるので、ぜひ自社ビジネス面でも活用してください。
(2)親しみをもってもらいやすい
手書きアニメーションは、パラパラ漫画のような作りになっています。
そのため視聴者からすると親しみを持ちやすく、企業ブランディングにも役立つのがメリットです。
可愛いキャラクターを登場させて、自社の説明をするだけで、視聴者と企業の距離がぐっと縮まります。
パラパラ漫画風の可愛いアニメーションを使うことで、顧客のロイヤリティを高めたり、求職者が「働きやすそうな会社だな」と思ってくれたりと、親しみやすい印象を作れます。
(3)長時間視聴されやすい
手書きアニメーションは、長時間視聴されやすいというメリットもあります。
アニメーションは最後まで見てもらえないと、伝えたい情報やメッセージが伝わりません。
その点手書きアニメーションは親しみやすく、動き回るキャラクターに自然と注目してしまうので、最後まで視聴してもらいやすいです。
最後までアニメーションを見てもらうことで伝わる情報量が多くなり、メッセージも理解してもらえる可能性が上がります。
(4)初心者でも比較的簡単に制作できる
手書きアニメーションは、初心者でも簡単に制作できます。
イラストが描ける人なら、原画を作ってアニメーション編集ソフトでフレームに原画を当てはめてモーションを作るだけなので、作成手順自体はシンプル。
またスマホアプリでパラパラ漫画風アニメーションが作れるアプリもあるので、スマホ1つあれば短時間のアニメーションを作れます。
また最近は手書き風アニメーションが作れるソフト「VYOND(ビヨンド)」などもリリースされ、より簡単に手書き風のアニメーションが作れるようになりました。
手書きアニメーションは他の手法と比べて、自作でアニメーションを作りやすい点もメリットです。
手書きアニメーションの作り方は、以下の記事で解説しています。
3.手書きアニメーションのデメリット
手書きアニメーションは視聴者に視聴してもらいやすく、親しみを持ってもらえるアニメーションですが、デメリットもあります。
- アナログで作る場合はスキャンの手間がかかる
- イラストが描けないと作れない
- 初心者は制作時間が長くなりがち
- 差別化が難しい
手書きアニメーションは自作できますが、10分程度で簡単に作れるわけではないことを理解しておきましょう。
1つずつ手書きアニメーションのデメリットについて解説します。
(1)アナログで作る場合はスキャンの手間がかかる
手書きアニメーションをアナログで作る場合は、原画作成からスキャンなど、様々な手間が増えてしまいます。
下書きを紙面でしてから清書し、1枚ずつ原画をスキャンしてPCに取り込まなければならないからです。
デジタルで作画をすれば手間は省けますが、ペンタブレットなどデジタル作画用のツール・機材が必要となります。
(2)イラストが描けないと作れない
手書きアニメーションは、イラストが描けないと作れないのもデメリットです。
イラストが描けない人が無理にキャラクターなどを描いても、絵のクオリティが低く、視聴者のウケが悪くなります。
例えばYouTubeに動画を上げても、絵が上手い人の動画は再生してみたくなるものの、絵が下手だと視聴せずに流してしまうでしょう。
仮に視聴してもらえたとしても、絵の印象や下手さが気になって、情報が頭に入らなくなる可能性があります。
イラストが描けない人は手書きアニメーションを1から作るのではなく、VYONDなどの手書き風アニメーションを作れるソフトなどを活用すると良いでしょう。
(3)初心者は制作時間が長くなりがち
手書きアニメーションは比較的シンプルなアニメーションなので、自作でも作れます。
ただし、制作時間が短く済むわけではありません。
特に法人でビジネスアニメーションを作る場合は、伝えたい情報やメッセージを理解してもらうために、シナリオ考案が重要。
シナリオ作りに十分に時間をかけたうえでアニメーション制作に取り掛かると、数ヶ月必要になる可能性もあります。
また原画制作から自然なアニメーションを作り、BGMなどを合成してと手間もそれなりにかかるので、初心者は3分程度の動画でも数日要します。
リソースの少ない会社の場合に、一人でも人員をアニメーション制作だけにとられると、業務に支障が出るはずです。
この問題を解決するには、制作会社へ手書きアニメーションの制作を依頼する方法がおすすめ。
プロがチームとなってシナリオ作りから動画化まで担当するので、制作にかけるリソースも人員も必要ありません。
(4)差別化が難しい
手書きアニメーションはシンプルなだけに、差別化が難しいのもデメリットです。
特に先ほどイラストが描けない方向けに紹介した制作ソフトを使った手書き風アニメーションは特に、他のアニメーションとキャラクター造形が似ているので、同じようなアニメーションと思われがち。
特に手書きアニメーションの中でもホワイトボードアニメーションなどは、背景も白の物がメインのため、シナリオや構成にこだわったり、実写写真や動画を入れ込むなどしないと、差別化が難しいでしょう。
差別化の工夫をすれば個性は出せますが、初めての自作手書きアニメーションは、アニメーション動画制作に手一杯になり、個性を出す工夫まで気が回らないケースが多いです。
初めての手書きアニメーション作りに不安がある場合は、制作会社に依頼して動画を作ってもらうなどした方が、動画の運用効果が出やすくなります。
4.手書きアニメーションのビジネス活用事例4選
手書きアニメーションのビジネス活用事例を4つ紹介します。
- 自社の採用動画
- ブランディング
- サービス解説
- セミナー・研修動画
実際の事例動画もあわせて紹介するので、手書きアニメーションをビジネスでどう活用したら良いかのヒントにしてください。
(1)自社の採用動画
手書きアニメーションは、採用動画に活用できます。
求職者に向けて自社沿革や会社の特徴、働きやすさやメリットなど多くの情報を伝えられるからです。
採用動画は情報量が多くなりがちなので、紙媒体の資料や文字主体の動画では、集中してみ続けてもらえません。
一方で手書きアニメーションを用いれば、短時間でもイラストや図表などを用いて、視覚的に情報を伝えられます。
以下の動画のように特徴的なキャラクターを登場させ、文字で会社概要を解説する手法もおすすめです。
(2)ブランディング
手書きアニメーションは、自社ブランディングにも有効です。
例えば自社のキャラクターを手書きで簡単に動かし、そのキャラクターに自社サービス内容を説明させると視聴者から親しみやすさを感じるでしょう。
視聴者に対して自社が持って欲しいイメージを、視覚的にわかりやすく伝えられるので、ブランディングに活用するのもおすすめです。
以下は奈良県による子供向けプロジェクトのPR動画です。
プロジェクトのPRはもちろん、可愛らしい絵柄の手描きイラストで親しみを持ってもらい、自治体のブランディングにも役立っています。
(3)サービス解説
手書きアニメーションは、自社サービスの解説にも有効です。
自社のサービスや製品の説明は、どうしてもテキスト主体になりがちで、使用感などが視聴者に伝わりません。
しかしキャラクターアニメーションなら、キャラクターに実際に商品やサービスを使わせている様子をアニメーション化し、視聴者に具体的なイメージを持たせるなど工夫しやすいです。
例えば以下の動画は選挙について、判りやすく視聴者がとっつきやすいクイズ形式で開設した動画です。会社のサービス説明とはやや趣旨が異なりますが、難しい話題でもアニメにすることで伝わりやすくなる良い事例です。
(4)セミナー・研修動画
手書きアニメーションを使って、セミナーや研修の資料を作る方法もおすすめです。
セミナーや研修の資料はパワーポイントなどで、テキストと図表を交えて作っている企業が多いのではないでしょうか。
文字主体の資料では、どうしても硬いイメージがあり、文字を読むのが苦手な社員は内容を熟読しないなど、理解度に差が出ます。
アニメーション動画なら短時間で情報をまとめて伝えられ、なおかつ強制的に画面に情報が映るので、社員や参加者へ情報を的確に伝えられます。
以下の動画はVYONDが公開しているWEBセミナーの資料動画です。判りにくい操作方法なども動画化することで理解しやすく、またアニメを取り入れることで飽きずに最後まで視聴させる効果があります。
手書きアニメーションを効果的に使い自社をPRしましょう
手書きアニメーションは親しみやすく、長時間でも視聴されやすい点で、ビジネスにも活用しやすいです。
また最近は手書きアニメーションを制作できるソフトも多くリリースされているので、自作もできます。
ただし自作の場合は、シナリオにこだわらないと内容が伝わらなかったり、他社が制作したアニメーションと似てしまう点に注意してください。
記事で紹介したように、手書きアニメーションは様々なビジネスシーンで活用できます。
自作のアニメーションを考えている方は、VYONDなどの制作ソフトを使い、手書き風アニメーションも選択肢の1つです。
クオリティの高い動画を作りたい場合は、シナリオ作りからサポートしてくれる実績ある企業へ依頼しましょう!
Z世代の採用につながるアニメーション動画の制作・運用なら「採用革命アニメーション®」
採用革命アニメーションは、今年で創業65年目の広告会社である株式会社JITSUGYOが運営する採用に特化したアニメーション動画制作サービスです。
アニメーション制作は参入障壁が低く、社歴が短い会社やシェアオフィスで運営している会社が多いのが現状です。そんな中でも、弊社は2023年で66期目になり一般企業だけでなく、国や地方自治体、大学、著名人といったお客様との取引も多数ございます。
65年以上続く広告会社であり伝えることのプロだからこそ、誇れる実績が多数ございます。65年以上続く広告会社だからこそできる圧倒的なシナリオ作成力で、営業から取材、制作、広告運用まで一気通貫したサービスをご提供いたします。
アニメーションは作って終わりではなく、その後の採用に対して、認知拡大やマーケティング部分までサポートできるのが弊社の魅力です。Google広告公式認定資格保持者も社内に在籍していますので、専門的でより効果的な施策を実施することが可能です。
採用につながるアニメーション制作をご検討中の企業担当者様は、株式会社JITSUGYOが運営する採用革命アニメーション®に、ぜひ一度ご相談ください。
採用革命®アニメーション編集部
年間400本以上の動画制作実績を誇る採用革命®アニメーションの編集メンバー。動画を使ったマーケティングについて、老舗広告会社の視点から解説します。