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雑談タイムで職場が変わる!中小企業の人材定着に効くコミュニケーションのススメ


「人手不足なうえに定着率も悪く、業務が回らない」
「新卒がすぐに辞めてしまうことが課題だが、どうしたらもっと環境を良くできるだろう」

そのようにお悩みなら、雑談タイムを取り入れてみることをおすすめします!

雑談タイムを設けることで信頼関係の構築や組織の強化などの効果を得られ、結果として業務のスムーズな連携、人の定着などのメリットが得られる可能性が高いです。

この記事では、業務で取り入れるべき雑談タイムのメリット、中小企業で雑談を実践する際のコツを紹介します。

中小企業向けの採用戦略については、こちらの記事も併せてご覧ください。

1.雑談が減ると職場は回りにくくなる?

Slackやメールだけのコミュニケーションでは、お互いの連携がとりにくかったり、職場の空気が悪くなったりとコミュニケーション不足の代償は大きいものです。

「新人がすぐに辞めてしまう」などの悩みは、実は雑談が減ったことで起きているかもしれません。

以前は、飲み会やオフィスでの立ち話の中で自然と生まれていた雑談が減り、その結果関係構築や信頼醸成の機会が失われ、職場内の心理的な距離感が広がっています。

特にリモートワークや分業体制が進んだ組織では、業務上の接点があっても「人となり」を知る機会が極端に少ないのが現状です。

雑談が減ると相手の「人となり」を知らないままでコミュニケーションをとるため、報連相の遅れやすれ違いが増え、結果としてチームのパフォーマンスに悪影響を及ぼすことがあります。

このような問題を解決するためにも雑談タイムは有効です。

仕事を円滑に回すためにも、雑談を意識して取り入れてみましょう。

2.飲み会に頼れない今、雑談をつくることから

かつては盛んだった「飲み会」も今は時代遅れとされています。

そのためお互いを知る機会が減ってしまったのは事実です。

そんなときは、雑談タイムを作って相互理解を含め、仕事しやすい環境を作りましょう。

  1. オフライン飲み会は敬遠されがち
  2. 就業時間中の雑談ならコスパも良い

(1)オフライン飲み会は敬遠されがち

飲み会は雑談の場になり得ますが、社内にはお酒が飲めない人も車通勤の人もいて、皆が参加できるわけではありません。

また、コロナ禍をきっかけに以前のように頻繁な飲み会は少なくなり、気の合う人だけ集まって飲むのが主流です。

また、コロナ禍でそもそも飲み会の開催自体が減ったうえに、飲み会不要論や残業代支払い問題などが浮上し、誘う側も気を遣うようになっています

このような状況を考えると、今の時代にオフライン飲み会は開催しづらく、その場で人間関係を築くのは難しくなっています。

(2)就業時間中の雑談ならコスパも良い

飲み会など特別な時間を取ることが難しくなった今、終業時間中の雑談がコスパよく関係性を築く場として注目されています。

例えば、クライアント先に訪問する際の車内、訪問前の擦り合わせ中など、仕事の合間に雑談する時間を取ることで仕事中に関係性を築く機会を作れます。

改めて飲み会などを開いてるわけではないので心理的ハードルも低く、自然な流れでお互いが仕事について意見を交わせるはずです。

3.中小企業が雑談タイムを設けるメリット

人が定着しないとお悩みの中小企業こそ、率先して雑談タイムを取り入れてみましょう。

雑談タイムがどのような変化をもたらすか解説します。

  1. 信頼関係を構築できる
  2. 従業員の本音を聞き出すことができる
  3. 部下のことを理解できる
  4. 成長につながる学びを得られる

(1)信頼関係を構築できる

中小企業が雑談タイムを設けることで、信頼関係を構築するきっかけを作れます。

定期的な雑談で業務内外の話題を共有すれば、お互いの人となりが見えてきて、その人へ好感を抱きやすくなるからです。

好感が信頼に変わることで、関係性が深まり、業務上の連携やコミュニケーションがスムーズになります。

信頼関係ができれば、業務についての指摘や相談も受け止めやすくなり、ミスの指摘や改善提案もしやすくなります。

このように、日々の雑談は信頼を育てる入口として非常に有効です。

(2)従業員の本音を聞き出すことができる

雑談タイムを取り入れることで、従業員の本音を引き出すきっかけをつくれます。

面談や会議では言いにくいことも、何気ない雑談の中なら自然に出てくることはよくあります。

たとえば、仕事の進め方に対する疑問や、業務に関しての悩みなどについて、会話の中で本音が聞こえることは少なくありません。

こうした声を早期に拾うことができれば、ストレスの蓄積や離職の兆候にも気づけます。

つまり、雑談は従業員の心の動きに気づくためのセンサーの役割を果たします。

業務や人間関係に対するストレスを早めにキャッチすることで、離職の予防にもつながるでしょう。

(3)部下のことを理解できる

中小企業において雑談を通じたコミュニケーションは、管理職側が部下の存在や特徴を把握するのに効果的です。

定期的に会話を重ねることで、社員一人ひとりの人柄や強み、業務への姿勢を自然に理解できるようになります。

その結果として上司は個々の適性に応じた業務の割り振りやタイミングの良い声かけを行いやすくなります。

また、こうした日常的な対話があることで、部下は「見てもらえている」「理解されている」という安心感を得られるでしょう。

(4)成長につながる学びを得られる

雑談に参加する社員が、成長につながる学びを得られるのもメリットです。

何気ない会話の中でアドバイスや経験談を聞いた人がそれを業務に活かし、後日それの結果をアドバイスしてくれた人にフィードバックすれば、知識やスキルの良い循環が生まれます。

これによって、アドバイスをした人も指導への手応えを得ることができ、自信を持って部下に接することができるようになるでしょう。

4.中小企業で実践すべき雑談テクニックとは

企業において実践すべき雑談のテクニックを紹介します。

  1. 雑談の目的をもつ
  2. 意見を交えた対話を意識する
  3. 相手のタイプに応じて話し方を工夫する
  4. 普段から雑談ネタを貯めておく

(1)雑談の目的をもつ

雑談タイムを設ける際は、目的を意識してから始めましょう。

目的を決めずに雑談をすると、ただなんとなく話をするだけで終わってしまい、本当に無駄話で終わる可能性もあるからです。

人は目的を決めて何かを実行すれば、無意識にその目的を叶えるための話題選び、話の聞き方ができるものです。

例えば、雑談の目的を「部下の本音を聞き、会社の環境を改善する」ことに定めたのであれば、部下に対して傾聴の姿勢をもって雑談を持ちかけられるでしょう。

また、部下の意見を否定せずに聞き、そこから自社の問題点を導き出して、会議での議題にあげるなど次の行動も起こしやすいはずです。

(2)意見を交えた対話を意識する

雑談を単なる情報交換で終わらせずに、互いの意見を交えて対話できるよう意識しましょう。

例えば、一方的な会話になってしまうと相手は受け身になり、片方が「たくさん話したなあ」程度の印象で終わってしまいます。

具体的には「マジで残業が多いですよね」という切り口で雑談が始まったのであれば、「どうやったら残業が減らせるかな」と投げかけ、相手の意見を聞き「確かにそれもいいね、俺なら〜」と自分の意見も伝えます。

この際に相手の意見を否定するのではなく、あくまで「自分はこう思う」というスタンスをもち、相手に対しては「そういう考えもあるね」と肯定するようにすれば、より多くの意見を引き出せるでしょう。

意見を交換しながら会話を続けることで、ただの雑談が建設的な対話に変わり、組織全体のコミュニケーションの質を底上げする効果を得られるはずです。

(3)相手のタイプに応じて話し方を工夫する

雑談タイムでは、相手の性格やタイプに合わせた話し方を意識しましょう。

人にはそれぞれ理解しやすい話し方の順番があり、それを理解していないと話が通じず、「あの人の言ってること、わからないな」と思われて終わります。

たとえば、論理的な人は結論から話し出すのを好みますが、伝えたいことを最初から順を追って話す方が理解しやすい人もいます。

データや数値を示した方が響きやすい人もいれば、共感してあげることで心を開き、話をしてくれる人もいるでしょう。

このように、社内には色々な性格・タイプの人がいるはずなので、雑談の中で相手に響く話し方を探りながら対話を進めていってみてください。

(4)普段から雑談ネタを貯めておく

雑談を自然に続けるためには、日頃から話題のストックを意識的に集めておきましょう。

突然雑談をしようとしても、話すネタが思い浮かばないと気まずい空気になってしまうからです。

例えば、きっかけとして最近見たテレビ番組や美味しかったお店、相手の趣味の情報などなんでも雑談の切り口として使えます。

たとえば「そういえば〇〇君は釣りが趣味だったよね?最近行ってるの」と話しかけ、その話題が一区切りついたところで「週末の釣りでリフレッシュできてる?大変なこととかない?」と質問すれば、一連の流れから業務の話題へ自然とスライドできます。

その他「最近オフィスグリコ入れたけど、食べてみた?」、「チームに入った新人さん頑張ってるね!近くで見ててどう?」など、会社で起きた変化なども雑談のネタになります。

日頃から雑談のネタを探すように意識し、必要ならスマートフォンのメモ帳に控えておくと、いざという時に話題に困りません。

5.意味のない雑談に注意!雑談のNG例

中小企業にとって雑談タイムは信頼関係の構築に有用ですが、意味のない雑談があることも忘れてはいけません。

最後に雑談のNG例について紹介しますので、誰かとの対話をする際の反面教師として活用してください。

  1. ゴシップや人の悪口ばかり言う
  2. 自分語りだけして人の話を聞かない

(1)ゴシップや人の悪口ばかり言う

ゴシップや人の悪口だけを話すような雑談は、意味あるものとはいえません。

例えば「あの芸能人が不倫したらしいね」というゴシップなどは、業務の話につなげにくいのでネタとしては適していないでしょう。

仮に雑談がネガティブな話題で始まっても、最後にはポジティブな解決策で導くという意識を持って雑談をしてください。

たとえば「上司が自分の意見を全然聞いてくれないんだよね。マジでムカつく」という雑談があったとします。

ここで「うちの上司もそう!聞く気ないよね」とただ同調してしまうと、会話は一瞬盛り上がっても、その場限りの愚痴で終わってしまいます。

しかし、「それ、ちゃんと聞いてもらえないとしんどいよね」と相手の感情に共感したうえで、「でももしかしたら、上司なりにプレッシャーがあって余裕ないのかもね」と視点を少し広げる一言を添えれば、空気がガラッと変わります。

さらに、「次に話すときは資料を持って行ってみたら?」などの提案ができれば、ただの悪口ではなく建設的な雑談にできるでしょう。

(2)自分語りだけして人の話を聞かない

上司が部下に対してやってしまいがちなのが、自分語りだけして人の話を聞かない「形だけの雑談」です。

「俺の若い頃はもっと苦労した」などの武勇伝を延々語っても、聞いている側は退屈で、信頼関係よりも距離を感じてしまうでしょう。

これでは、飲み会で若者が嫌う上司のお説教が、業務中にスライドしただけです。

雑談はあくまでお互いの考えを出し合い、共通点や違いを認識し合うことを目的としたものです。

どちらかが一方的に話すのは企業が取り入れるべき雑談ではありません。

雑談を始めるときは、自分がたくさん話すよりも相手の言葉を引き出すイメージをもつと良いでしょう。

まとめ

「人材不足で仕事が回らない」と悩んでいるなら、今こそ雑談タイムの力を見直すべきです。

雑談は単なる暇つぶしではなく、信頼関係の構築、定着率の向上、職場の空気改善といった人が辞めない職場づくりに直結する重要な手段です。

飲み会文化が廃れた今だからこそ、就業時間内に取り入れられる雑談の価値はより高まっています。

目的を持ち、相手に合わせ、ネタを備えておく。たったそれだけで、チームの温度が変わり、採用に頼らない職場改善が始まるでしょう!


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