「アニメーション制作に取り組みたいが、ビジネスに最適なアニメーションの種類がわからない」
「アニメーションを自主制作すべきか、外注すべきか迷っている」
テキスト媒体よりも多くの情報を伝えられるアニメーション。
各企業が自社PRや採用に役立てています。
しかし、いざ自社でアニメーション制作に取り組もうと思っても、方法や活用例がわからないとなかなか一歩踏み出せません。
この記事では、ビジネス利用におすすめなアニメーションの種類やアニメーション制作の方法、アニメーション制作に欠かせない道具やおすすめのツール、活用事例まで一挙に紹介しています。
最後まで読めば、自社PCや採用にアニメーション動画を活用する方法が全てわかるでしょう!
1.ビジネス利用におすすめなアニメーションの種類
求人や自社PRにおすすめなアニメーションの種類は以下の5つです。
- 手書きアニメーション
- ホワイトボードアニメーション
- タイポグラフィアニメーション
- キャラクターアニメーション
- インフォグラフィックアニメーション
自社ビジネスにアニメーション動画を活用し、人材確保や利益拡大に役立てましょう。
(1)手書きアニメーション
手書きアニメーションとは、キャラクターやオブジェクトをパラパラ漫画のように連続して動かす手法のアニメーションです。
人の興味を惹きつけながら、自社製品や会社紹介、求人情報を解説できます。
テキストだと曖昧になりがちなイメージを、具体的に伝えられる点がメリットです。
具体的に手書きアニメーションとは、上記のようなアニメーションを意味します。
実写と絵を組み合わせることで、親しみやすく情報を端的に伝えることができます。
手書きアニメーションについては、以下の記事で解説しています。
(2)ホワイトボードアニメーション
ホワイトボードアニメーションとは、ホワイトボードに文字や絵を描いていく様子を動画化したアニメーションです。
会社のプレゼンテーション風のアニメーションであり、自社製品の説明に優れています。
また絵とテキストを組み合わせることができ、複雑な内容をわかりやすく説明できます。
上記のアニメーションは、ホワイトボードアニメーションの概要を解説した動画です。
初めてホワイトボードアニメーションを目にする方も、視覚的に概要を理解できるように構成されています。
ホワイトボードアニメーションの詳細は、以下の記事をご覧ください。
(3)タイポグラフィアニメーション
タイポグラフィアニメーションとは、ロゴや動きのあるテキストを動かす、文字を使ったアニメーション動画です。
真っ黒な背景にロゴが浮き出て、告知を行うなどのダイナミックでインパクトのある動画を制作できます。
視聴者に対して伝えたいことを端的に見せられるアニメーションです。
「ボートレース平和島」はコマーシャルにタイポグラフィを取り入れました。
躍動感のある文字の動きで、端的に情報やボートレースの楽しさを伝えています。
(4)キャラクターアニメーション
キャラクターアニメーションとは、キャラクターを登場させ、ストーリーに沿って展開するアニメーションです。
親しみやすいキャラクターが登場することで、視聴者に動画内容を自分ごととして捉えてもらえます。
またキャラクターへの親しみにより、自社ブランディングが上がる効果がある点もメリットです。
楽天カードはキャラクターアニメーションを用いたCM動画で、楽天カードの利点をわかりやすく伝えています。
特徴的なキャラクターとオリジナルソングが視聴者の興味を惹きつけ、またカードのメリットを端的に理解できる構成となっているアニメーションです。
(5)インフォグラフィックアニメーション
インフォグラフィックアニメーションとは、情報を図表やイラスト・文字を組み合わせて表現したアニメーションです。
複雑になりがちな企業の業績や商品の詳細などを、わかりやすく伝える力に優れています。
東京オリンピックでも、インフォグラフィックアニメーションが活用されました。
オリンピックの概要を図表としてわかりやすく伝えている動画です。
2.アニメーションを制作する2つの方法
自社でアニメーション制作を検討している方は、以下2つの方法で制作できます。
- アニメーションを自主制作する
- アニメーション制作会社へ依頼する
アニメーション制作は難しいと思われがちですが、自主制作も可能です。
1つずつアニメーション制作の方法について解説します。
(1)アニメーションを自主制作する
専用のツールを使えば、アニメーションを自主制作できます。
最近は「VYOND(ビヨンド)というビジネスアニメーションが作れるプラットフォームも人気で、多くの企業に活用されています。
また、自社にイラスト制作などが得意な社員がいれば、手書きアニメーションなども自作可能です。
アニメーションを自主制作する方法については、以下の記事で解説していますので、ご覧ください。
(2)アニメーション制作会社へ依頼する
自社説明動画を、アニメーション制作会社へ依頼して外注できます。
アニメーション制作会社とは、アニメーション動画制作を専門的に担当する企業です。
制作体制が整っており、入念な打ち合わせのうえでクライアントの要望どおりにアニメーションを作ってくれます。
アニメーション制作会社へ依頼すれば、自社リソースを節約でき、質の高いアニメーションを制作できる点がメリットです。
アニメーション制作を外注する方法については、以下の記事で解説しています。
3.アニメーションの制作費用
アニメーションの制作費用は、制作するアニメ動画の種類や尺(長さ)、作り込みに応じて異なります。
手描きアニメーション | 30〜数百万円以上 |
ホワイトボードアニメーション | 50〜100万円 |
タイポグラフィアニメーション | 30〜50万円 |
キャラクターアニメーション | 30〜100万円 |
インフォグラフィックアニメーション | 30〜50万円 |
インフォグラフィックアニメーションなど、比較的手間のかからないアニメーションであれば、30万円程度から制作可能です。
アニメーション制作費用の内訳や外注するメリットについては、以下の記事で解説しています。
4.アニメーションの自主制作に必要なもの
アニメーションを自主制作する場合は、以下のようなツールを揃えましょう。
- パソコン・タブレット
- アニメーション制作ソフト
- BGM・SEなどの素材
1つずつ必要なツールを説明するので、自主制作する場合はツールを揃えてから始めてください。
(1)パソコン・タブレット
アニメーションの自主制作には、パソコン・タブレットが必要です。
スマートフォンでもアニメーション制作は可能ですが、画面が小さくまた使用できるソフト・アプリが限られるため、パソコンやタブレットの方が作業しやすいでしょう。
特に自作イラストを使って作業したい方は、ペンタブレットを使えば紙に描くのと同じようにイラストを制作できます。
動画は容量が大きいため、制作したいアニメーション動画の容量に合わせたパソコンの用意が必要です。
(2)アニメーション制作ソフト
自分でアニメーションを制作するのに欠かせないのが、アニメーション制作ソフトです。
アニメーション制作ソフトを使えば、イラストが描けない方でも簡単にアニメーションを作れます。
もちろん自作イラストをスキャナで取り込み、原画を元にアニメーション化することもできます。
アニメーション制作ソフトを選ぶ際は、社員の操作性や費用、必要な機能を搭載しているかを比較検討してから購入しましょう。
おすすめのアニメーション制作ソフトは、以下の記事で紹介しています。
(3)BGM・SEなどの素材
自主制作アニメーションには、BGMやSEなども取り入れましょう。ただ絵が動くだけでは、視聴者の視覚しか刺激できません。
BGMやSE、ナレーションの挿入で聴覚からも情報を伝えられます。
また自主制作アニメーションは、使用ソフトによっては他社と見た目が似てしまい、差別化が難しいです。
BGMやSE、ナレーションの活用によって他社と差別化し、より視聴者を引き立てるアニメ作りができるでしょう。
5.簡単に使えるアニメーション制作ツール
アニメーション制作ツールを探している方は、以下の3つがおすすめです。
- VYOND(ビヨンド)
- Toonly
- Animaker
上記3つは初心者にも使いやすいツールとして、多くの人に利用されています。
1つずつソフトの特徴を紹介するので、アニメーション制作ツール選びの参考にしましょう。
(1)VYOND(ビヨンド)
VYONDは、ビジネスアニメーションに特化したアニメーション制作ツールです。
イラストが描けなくても、テンプレートを利用すれば簡単に手書き風アニメーションやホワイトボードアニメーションが制作できます。
操作性も非常によく、パワーポイントのように素材を選び、配置していくだけなので初心者でも利用しやすいのが特徴です。
利用料金は年間$229(2023年12月現在)からとなっており、事前に14日間のトライアルで使い勝手の確認もできます。
VYONDについては、以下の記事で詳細に説明しているので参考にしてください!
(2)Toonly
Toonlyは、ドラッグ&ドロップのみの簡単操作でアニメーションを制作できるツールです。
豊富な背景・キャラクターのテンプレートが用意されており、アニメーターを雇用する必要はなく、ビジネスアニメーションを作れます。
鮮やかなカラーのキャラクターアニメーションを作りたい方は、ぜひ利用してみてください。
費用は年間$490(2023年12月現在)から、エンタープライズプランは年間$790(2023年12月現在)となっています。
VYOND同様14日間のトライアル期間があるので、比較するにも最適です。
(3)Animaker
Animakerは、初心者でも使いやすいアニメーション制作ソフトです。
クラウド上に用意された素材を選ぶだけで、簡単にアニメーションを作れます。
またオプションも豊富で、ツール上で自社オリジナルのキャラクター制作も可能です。
さらにアニメーションだけでなく、自分で撮影した動画を編集することもできます。
料金はベーシックプランで$150(2023年12月現在)から、一番人気のプロプランは$468(2023年12月現在)となっています。
また3つまでアニメーションを無料で作れる無料プランも提供しているので、お試しも可能です。
その他おすすめのアニメーション制作ツールについては、以下の記事でも紹介しています。
6.制作したアニメーションの活用方法と事例
制作したアニメーションの活用方法や事例を紹介します。
- 自社商品やサービスのPR
- 求人向けの動画制作
- マニュアルとしての利用
自社でアニメーション動画の活用方法がわからない方は、参考にしてください。
(1)自社商品やサービスのPR
自社商品やサービスのPCにも、制作したアニメーションを活用できます。
通常の商品やサービス紹介は、テキスト主体のものになりがちで、ユーザーに購入後のイメージを具体的に伝えづらいものでした。
しかし、ビジネスアニメーションや動画によって、よりユーザーが買った後を想像しやすいPCが可能となっています。
自社商品やサービスをアニメキャラクターに説明させたり、ホワイトボードアニメーションでプレゼンテーションをよりわかりやすくすれば、自社利益の拡大にもつながるでしょう。
上の動画は、採用革命®︎アニメーション️が制作した『クラウドメンバーズ』というサービス紹介動画です。
テンポの良いアニメーションとナレーションで、視聴者に視覚・聴覚から情報を伝えます。
テキストではわかりにくい複雑なサービス内容が伝わりやすくなり、短時間で多くの情報を伝えられる事例です。
(2)求人向けの動画制作
採用動画をアニメーション化する動きも増えています。
従来の採用動画は実写動画やパワーポイントのような文字主体のアニメーションが主流でした。
しかし、アニメーションが取り入れられるようになり、より求職者に自社をアピールし視聴後に求人への応募をしてもらいやすくなっています。
採用動画は会社遠隔や自社の労働環境、働き方におけるメリットや職場風景など伝える情報が非常に多いです。
アニメーションを取り入れることで、上記のような多様な情報を短時間で視聴者に理解してもらえます。
こちらが『採用革命®︎アニメーション』の採用向け動画です。
短時間で自社の業績やアピールポイント、働き方などを伝えることで、求職者が入社後のイメージを持ちやすく作られています。
採用動画制作の方法については以下の記事をご覧ください。
(3)マニュアルとしての利用
テキスト主体のマニュアルを、アニメーション動画に置き換えられます。
文字だけのマニュアルは読解に時間を要するうえ、読む人の解釈によっては誤った情報が伝わる可能性がありました。
しかし、マニュアルをアニメーション動画化することで、画面操作や業務フローを正しく伝えられます。
マニュアルを使用する人も、一度で内容を理解でき、何度も見返せるため業務の習得度も上がります。
また顧客からのよくある質問をアニメーション動画化し、問い合わせ業務の効率化も可能です。
『株式会社ウェブデモ』は、動画制作方法をアニメーション動画化し、マニュアルとして公開しています。
実際のツール操作をそのままアニメ化しているため、視聴者も画面の映像を見ながら操作できる点がメリットです。
視聴者が必要なタイミングで情報を得られる点、また問い合わせ業務の効率化にも役立つ事例です。
より多くのアニメーション動画の活用方法や事例についてはこちらをご覧ください。
アニメーション制作の方法を学び人材獲得や利益向上に役立てましょう
アニメーションは、テキスト媒体に比べて5,000倍もの情報量を伝えられる手法として話題となっており、ビジネスシーンでも活用されています。
難しいイメージがあるアニメーション制作ですが、専門ツールを使えば自主制作も可能です。
また質の高いアニメーションを求める場合は、ビジネスアニメーションに特化したアニメーション制作会社への依頼もおすすめです。
記事で紹介した活用事例も参考にして、アニメーションを人材獲得や利益向上に役立ててください。
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