株式会社JITSUGYOが18~26歳の求職活動経験者481人を対象に実施した調査では、企業研究で感じる難しさの最多は、「どの情報を信用すればよいか分からない」26.0%でした。
「必要な情報がどこにあるのか見つけにくい」23.3%、「情報が多すぎて整理しにくい」22.5%、「企業ごとに掲載されている情報が異なり比較しにくい」22.2%が続いています。
採用ページや求人情報を充実させたとしても、求職者側は必要な説明を見つけられなかったり、内容をどう受け止めればよいか迷ったりすることがあります。
企業側が情報を掲載することと、求職者が判断に使えることには、違いがあるのかもしれません。
今回は、調査から見えた企業研究の難しさを整理し、採用情報の内容と届け方を見直すポイントを考えます。
企業研究で感じる難しさは、情報不足だけではない
企業について情報収集する際に感じた難しさを最大3つ選んでもらったところ、主な回答は次のとおりでした。

注目したいのは、「情報が多すぎて整理しにくい」と「情報が少なすぎて判断できない」の両方が挙がっていることです。
情報が豊富でも、必要な説明にたどり着けない場合があります。
一方で、ページ数が多くても、応募の判断に必要な内容が十分に載っていない場合も考えられます。
JITSUGYOは、情報量を増やすことだけでなく、求職者が必要な内容を見つけ、理解し、確かめられる状態にすることが重要だと考えます。
採用情報は「信用・探しやすさ・比較」の三つの視点で見直す
では、企業は採用情報のどこを確認すればよいのでしょうか。
ここからはJITSUGYOの考察として、採用ページや求人情報を見直すための3つの視点を紹介します。

1.信用:情報の根拠や対象を確かめられるか
「働きやすい職場です」と書くだけでは、何をもとにした説明なのか読み手には分かりません。
制度の説明、実際の運用状況、社員個人の感想を分けて伝えることが大切です。
掲載内容に応じて、次の点を確認しましょう。
- 数値:集計期間と対象が分かるか
- 制度:適用される職種や条件が分かるか
- 社員の声:所属や取材時点が分かるか
一人の経験を会社全体の特徴として扱わず、説明が当てはまる範囲を示す。
そうすることで、求職者が情報を受け止める際の根拠を用意できます。
2.探しやすさ:必要な説明まで迷わず進めるか
情報が掲載されていても、場所が分からなければ求職者は確認に手間がかかります。
採用ページを初めて見る人が、目的の説明にたどり着けるかを確認しましょう。
- 見出し:「仕事内容」「募集要項」など、掲載内容を予測できるか
- リンク:関連する説明や募集職種のページへ進めるか
- スマートフォン:メニューやリンクを見つけ、操作できるか
採用担当者は掲載場所を知っているため、探しにくさに気づかない場合があります。
制作に関わっていない社員に情報を探してもらうと、迷いやすい箇所を見つける手がかりになります。

3.比較:条件や特徴を整理して判断できるか
他社の掲載内容まで統一することはできませんが、自社の説明を比較・判断に使いやすい形に整えることはできます。
- 項目:複数職種の勤務時間や勤務地などを、同じ項目で示しているか
- 条件:給与の幅や制度について、適用条件を説明しているか
- 特徴:「成長できる」などの言葉に、具体的な取り組みや場面を添えているか
例えば、職種によって勤務地が異なる場合は、募集職種ごとに対応関係を示します。
「風通しがよい」という特徴も、意見を伝える機会や実際の取り組みを添えると、自社で働く姿を考える材料になります。
企業の公式ホームページは重要な情報源
企業について調べる際に利用した情報源を尋ねた別の設問では、「企業の公式ホームページ」が42.2%で最多でした。
「マイナビ・リクナビ等の就職情報サイト」37.2%、「企業の採用サイト」34.3%が続き、「生成AI(ChatGPT、Gemini等)」は11.6%でした。

さらに、知りたい情報が十分に分からなかった場合の追加の情報収集先でも、「企業の公式ホームページをさらに調べた」が28.7%で最多でした。「企業の採用サイトをさらに調べた」24.3%が続いています。

本記事では、ChatGPT、Gemini、Claudeなどの生成AIアプリ・サービスを活用した就職・転職活動を「AI就活」と呼んでいます。
これら生成AIの活用が見られる中でも、企業自身が運営するホームページは、求職者が情報を調べる主な情報源となっています。
JITSUGYOは、企業のホームページを会社を紹介する場所であると同時に、求職者が疑問を確かめられる場所として整えることが大切だと考えます。
情報を増やす前に、求職者が判断に使える状態かを確認する
今回の調査では、情報の信用、探しやすさ、整理や比較のしにくさなど、企業研究におけるさまざまな難しさが挙がりました。
採用情報を見直すときは、ページや投稿を増やすことだけを目標にせず、現在の情報を求職者がどう使うかという視点が必要です。
まずは、応募前によく寄せられる質問を一つ選び、その答えを採用ページで探してみましょう。
答えを見つけられるか。
説明の意味が分かるか。
対象や条件、情報の時点を確かめられるか。
この順に確認すると、追加すべき内容だけでなく、見出しや案内を直すことで改善できる箇所も見えてきます。
生成AIによる情報の理解・参照を意識したLLMOでも、企業自身が確認した情報を分かりやすい文章として公開することが出発点になります。
そのうえで、仕事の手順や人との関わりなど、文章だけではイメージしにくい内容には、写真や動画を組み合わせる方法があります。
映像を掲載する場合も、重要な条件や説明は本文で確認できるようにしましょう。
JITSUGYOでは、企業への取材を通じて伝えるべき情報を整理し、仕事の流れや働く人の姿を視覚的に伝える「採用革命®アニメーション」を提供しています。
求職者が情報を見つけるだけでなく、自社で働く姿を具体的に考えられるようにする。そのための伝え方として、映像の活用もご検討ください。
▶採用革命®アニメーション:https://saiyokakumei.jp/
▶制作実績:https://saiyokakumei.jp/#works
▶お問い合わせ:https://saiyokakumei.jp/animation/contact/
調査概要・出典
調査名:求職活動における企業情報収集に関するアンケート
調査対象:18歳~26歳のZ世代求職活動経験者(新卒・転職問わず)
調査地域:全国
調査期間:2026年9月4日(金)~9月5日(土)
調査方法:インターネット調査
有効回答数:481サンプル
調査機関:株式会社マーケティングアプリケーションズ
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採用革命®アニメーション編集部
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